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「ワクワクを国際協力する」~スポーツで国際協力!?~【学生団体SeedA代表】【連載3】飛矢智希

こんにちは! この度連載ライターをさせて頂いている飛矢(ひや)です。

 

自分は大学2年の夏に、学生団体SeedA(シーダ)を設立し、カンボジアの学校教育の普及を目指して活動をしています。

 

第二弾では、カンボジアに起こる「課題」を中心にお話しました。

(前回の記事はこちら

 

今回の第三弾では、見えた課題からどのような解決方法を思いついたのか、ということをお話したいと思います。

第二弾がずっと真面目に書いた固いものだったので、今回はもう少しフランクにお伝えできればと思います。お気軽にお読みください!

 

ワクワクを探って見つけた「解決策」

実は前回、皆さんに2つ質問をさせて頂きました。

 

★あなたは、何を楽しいと思って学校に通っていますか?(または、通っていましたか?)

★連載2で書いた「2つの原因」を解決するために、あなたならどんな方法を考えますか?

*2つの原因

1 子どもたちの学校に対する期待や楽しみが、まだ多くはないということ。

2 子どもたちの保護者の、学校教育に対しての意識が伴っていないこと。

 

この二つです。(第二弾の記事はこちら)

これから書く記事を見る前に、ぜひみなさんも考えて頂ければと思います!

 

前回お話したドロップアウトを引き起こす2つの原因の解決方法を探るため、自分はまず自分自身の学校生活を考えてみることにしました。

 

 

 

自分の小学校は淡路島の田舎にあり、比較的のびのびした環境で育ってきました。

 

勉強もほどほどに、友達と休み時間にやるケイドロ(関東ではドロケイと呼ばれているのですかね…)やキックベースが学校に行く楽しみでした。

また、体育の時間も楽しみにしていたことを鮮明に覚えています。

 

小2から野球クラブに所属していたので、放課後もずっと野球をしていました。

淡路島の大会では2回ほど優勝したことがあり、その時は最高にうれしかったのを覚えています。

 

基本的に自分の小学校時代の楽しみはほぼ「スポーツ」を友達と一緒にすることでした。

 

特段スポーツがめちゃくちゃ上手かったわけではありません(自分は背が小さかったこともあり、野球では打球が全然飛ばず、打率なんかもみんなに比べてとても低かったです泣)。

しかし、みんなで協力しながら一つの目標に向かって頑張れる「スポーツ」をすることは、自分にとって間違いなく学校に行く楽しみの一つでした。

 

(淡路島の風景)

 

そこで、あることを思いつきました。

「スポーツ」で、子どもたちの学校に意義を見出していくことができるのはないかということです。

 

そう考えたあと、次に2つ目の課題に目を向けました。保護者の方が学校という現場を見ることができ、学校の意義を見いだせるようにするにはどうすればいいかということです。

 

お父さん、お母さんが学校に気軽に学校に来れるようなイベントは…

その上で、校長先生の話や先生たちを間近で見ることができるような機会はないか…

 

そう考えた時、先ほど考えた「スポーツ」とリンクしました。

 

こうして自分は「スポーツフェスティバル」(運動会)をカンボジアに届けるという解決方法を見いだしました。

 

スポーツには世界を変えるチカラがある

スポーツで、どのようにドロップアウトの問題にアプローチしていくのか。

先ほど書いた通り、自分の中である程度の答えを出すことができました。

 

スポーツフェスティバルの開催を通して、子どもたちに学校に行く楽しみを届けていく。

そして、保護者の方々にも参加してもらうことで、学校を知ることができる機会を同時に届けていく。

 

スポーツには世界を変えるたくさんのチカラがある

 

と、自分は信じています。

 

例えば、スポーツは目標に向かって仲間と力を合わせることで成り立つという特性があります。

リレーの戦略を考えてみたり、綱引きでみんなの輪が急に深まったり。

そんな仲間意識や協調性を育むツールとしてスポーツは機能します。

 

また、スポーツは言語や文化の壁を越えて交流するための最高のツールであると考えています。

 

自分は日本人で、カンボジアの子どもたちと言語も違えば文化も違う。

でも、スポーツの楽しさはそれを超えて体感することができる。

そこに、自分が「スポーツで」国際協力に取り組む意義があるとも感じました。

 

そんなスポーツのチカラを子どもたちが感じ、楽しみを見いだし、かけがえない仲間を作り、そのワクワクに学校へ行く意義を見いだしてくれたら。

子どもたちが目を輝かせながら仲間とスポーツをする姿を見て、保護者の方々が学校教育の可能性を感じ、興味を持ってくれたら。

 

そして、最終的にはスポーツフェスティバルという一過性のイベントではなく、それが「体育」として学校教育に定着するきっかけとなれば、自分にもこの「ドロップアウト」という課題を解決することが少しでもできるかもしれない。

 

そう思うと、自然とこれからの活動にワクワクしている自分がいることに気が付きました。

 

(スポーツを楽しむ子どもたち)

 

スポーツと国際協力

ということで、とりあえずスポーツ×国際協力の実際について資料をあたってみることにしました。

 

自分がやろうとしていることに、本当に価値はあるのか。

自分自身としても、それを確信したいと思ったからです。

 

『スポーツもまた、持続可能な開発における重要な鍵となるものである。我々は、スポーツが寛容性と尊厳を促進することによる、開発及び平和への寄与、また、健康、教育、社会的包摂的目標への貢献と同様、女性や若者、個人やコミュニティの能力強化に寄与することを認識する。』

 

(引用:国際連合広報センター)

http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/18389/

 

これは国連のサミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中にある文章です。

また、国連で定めたSDGsと呼ばれる開発目標のそれぞれにも、スポーツが貢献しうることがはっきりと書かれていました。

 

 

(注:スポーツがSDGsに果たす役割について。SDGsにおける17の目標ごとに、スポーツがどのように貢献し得るのかを示したもの。国際連合広報センター資料より筆者まとめ)

http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/18389/

 

学んでいくほどに、スポーツに秘められた国際協力の可能性が浮かび上がってきたことで、この分野で自分が取り組んでいく「やる気」のようなものが湧き出てきました。

 

自分の好きなことで国際協力を。

その想いは一層強いものになりました。

こうして、自分は学生団体SeedAを設立し、スポーツのチカラで国際協力をすることになりました。

 

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字数が多くなってきたので、今回はこのくらいにしたいと思います。

 

次回は、スポーツフェスティバルを開催するまでの団体での活動について話していきたいと思います。

どのようにして、「実際に」スポーツフェスティバルを開催するに至ったのか、その経緯などについてお話できればと思います。

 

学生団体SeedAのFacebookページはこちら

 

飛矢智希

飛矢智希

一橋大学。大学1年の夏にカンボジアでの英語教育ボランティアに参加。途上国のドロップアウトの現実に直面し、その後、学生団体SeedAを設立。 ​世界の全ての子供達が、笑顔で安心して学校へ通い続けることの出来る社会を目指してプロジェクトを推進中。

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