
アフリカでの食育インターンで気づいた昆虫食の可能性【昆虫で世界を変える!?】【連載2】【ウガンダ】【昆虫】西本楓
こんにちは。
神戸大学2年生の西本楓(にしもとふう)です!私は1年生の夏と春にウガンダで食育インターンをしていました!
そこで抱いた問題意識から帰国後に「昆虫食」という解決策を知り、昆虫で世界を変えたい!という志を持って日々奮闘しています。
この連載では私がどんな方法で世界を変えようとしていくのかを書いてきます。
誰かが私の活動での成功や失敗を見て、志に向かって挑戦していく勇気を持ってくれたら、とても幸せです!
では!
今回は第2弾です!
前回はインターンの話のばかりでしたが、今回はやっと虫たちのお話ができそうです、ワクワクですね!
アフリカでの食育インターンで気づいた昆虫食の可能性【昆虫で世界を変える!?】【連載1】【ウガンダ】【昆虫】西本楓
ウガンダからの帰国後、後悔の嵐
インターンでは想像していた以上になにもできずに帰国して、後悔の嵐。
1度目のウガンダ帰国後は、「日本ってやっぱりいいところ!もう日本から出たくない!」なんて思ってたのに、今回はやり残した気持ちでいっぱいで、「早くウガンダに戻りたい!」と思っていました。
自分がインターンの最後の休日に目にした子どもたちをもっと元気にしたい。
世界の栄養事情について調べてみると、
世界の5歳未満児6億6,900万人のうち、栄養不良に陥っている子どもたちの数
1億5,500万人が発育阻害、世界の5歳未満児人口の22.9%
発育阻害(スタンティング)は日常的に栄養を十分に取れずに慢性栄養不良に陥り、年齢相応の身長まで成長しな
い状態。発育阻害の子どもの61.2%が南アジアで暮らしている。発育阻害の子どもの数は世界的に減少しているが、唯一、アフリカでは増加している。出典:UNICEF / WHO / World Bank Group: Joint child malnutrition estimates - 2017 edition
と書かれていました。世界にはウガンダだけでなく、こんなにも多くの子供たちの栄養不足だってことを知りました。
何かないかな〜どうやったら、そういう子供達を助けることができるかな!
栄養改善に役立つ食品って!
海外インターンが終わって3ヶ月後、FAO(国際連合食糧農業機関)のサイトを見ていました。
そこで見つけた資料にはなんと「昆虫は食料問題に対する有望な食材」と書かれていました。仰天。
さらに、昆虫は、魚や肉と比べ,良質なたんぱく質や微量栄養素を提供します。
昆虫類はほとんどの魚類と比べて脂肪酸を多く含むので、栄養不良の 子供のための栄養補助食品としても活用できます。
と書かれていて「まさに!探してたの、これ!!!」テンション上がりまくりです。
今まで、昆虫を食べ物として見てなかったけど、食べたらこんなにいいことがあるんだ!!
昔からあった違和感
そういえば、自己紹介の時に言い忘れてましたが
私は子供のときから、むし大好き系女子でした。
よく虫を観察していました。
でも周りの友達には「虫なんて気持ち悪い」「なんでいるん」などと言う人が多く、誰も虫に見向きもしていないし、気持ち悪いと言って躊躇なく殺虫剤で殺したり。すごく違和感でした。
なんで、犬や猫などはみんなから保護されてるのに、虫は嫌われて排除されるのか。
みんなの虫に対する嫌悪感をなくして、虫の魅力を伝えたいと、ずっと思っていました。
「昆虫食が人を救う」
昆虫がヒーローになるなんて素敵です。
昆虫食を通して、人々の健康を実現し、人々が虫たちの魅力に気づいて欲しい!!
そんな思いで昆虫食を広めることに決めました!
いざ、「オオコオロギの素揚げ」を実食!!
今まで虫を食べたことがなかったので最初は恐る恐る・・・
美味しくなかったら悲しいなぁ、と思いながら、食べてみました。
この写真はオオコオロギの素揚げ。
う〜〜〜ん。。。
土の味がして美味しくない、ガーーーン。
それでもいろんな虫たちを食べてみて、気づいたことは、調理が大事ってこと!
どんな食材でも、その食材にあった調理方法があります。
それと一緒で虫そのものの美味しさを引き出す調理が大事ってことに気づきました。
みんなが美味しいと感じるような調理を考えないと
この写真は「セミの燻製〜オリーブオイル漬け〜」です。
とっても美味しいんです、皆さんも機会があればぜひ!
昆虫を食べてもらうには、みんなが美味しいと感じるような調理を考えないと。。。。