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「自分を変えたい」は「社会のため」を考えてこそ達成できる ――慶應義塾大学 熊本大樹さん【Youth Interview】

2015年夏に9週間シンガポールの日系企業で海外インターンシップに挑戦した、慶應義塾大学総合政策学部2年の熊本大樹さん。自身もアイセック慶應湘南藤沢委員会で活動する熊本さんに、海外インターンシップで変わったことと、これからについてうかがいました!

(※本記事は、2015年に執筆されたものです。)

 

日常会話は英語、業務は日本語

――海外インターンシップで、お仕事はどんなことをされましたか?

海外進出したい日経企業を支援する事業でした。進出したい国の市場調査や、幅広い事業の将来予測、提携するべき企業のリストを作っていました。

業務中は基本的に日本語を使います。

 

――職場で英語を使いたいとは思いませんでしたか?

もちろん「職場で英語を使えたらいいな」とは思っていました。でも、英語を使うことによって自分の能力が落ち、自分の任せてもらえる仕事が下がるんだったら、日本語でよかったと思います。

それに、普段の生活では英語を使っていました。住んでいたシェアハウスでは、バックパッカーが行き交っていたので、様々な出会いがありました。その人たちとのコミュニケーションは全て英語でした。

日本でインターンするのと何が違うのか悩んだ2ヶ月

――熊本さんが働いていたのは日系企業ですが、日本でインターンするのと何が違うと思いますか?

この海外インターンシップ中「自分の出したアウトプットが実際に会社のプレゼンに反映された、自分が会社の戦略になれた」という実感はありました。でも、それまでの間に社員の方々に沢山サポートしてもらいました。

1番成長したのは多分”スキル”面です。

でも、そのスキルを得るためだけだったら、正直日本でよかったと思います。もっと職場に人が多く、いろんな人からフィードバックをもらえる環境のほうがいいと思うからです。シンガポールでは1番面倒をみてくれた上司1人としかコミュニケーションとってなかったから、そういった面ではもったいなかったと思いました。

反対に、東南アジアにいたからできた仕事もありました。

例えば国を変えることで、「日本はどうなんだろう」と比較対象ができました。

シンガポールは、自分のキャリアのトップ状態を試す場としてみんな来ます。ハイレベルな人材しか集まっていないから、その環境に自分もいれたのはよかったと思います。そういう人達と話すことによって見えてくる新たなキャリアの見え方もありました。

「自分を変えたい」というのは結果論

――どのような想いで海外インターンに参加しようと決意しましたか? 

インターンシップに参加することで、その2ヶ月間はアイセックの活動も止めてしまうし、家族との時間や、夏休み色々できたかもしれない可能性を潰してしまうことになるので、とても決断のいることでした。

それでも、日本にいても海外インターンシップに参加しても「結局は自分次第」だと思い、インターン参加を決意しました。

 

――海外インターンシップ中、日々の中で何か意識したことはありますか?

自分の毎日を記録するために、日記(今日の目標、スケジュール、今日の進捗、今日の学び、自由なこと)やVOICEの記事を書いていました。

あとは、一週間おきにその日記をみて自分ができたことやできなかったこと、自分の最初の目標の振りかえりや、来週意識することを書き出していました。

とりあえず自分の思ったことや感じたことを形として残しておこうと意識したんです。その理由は、振り返ることが今の自分に足りてないと感じたからです。形に残すことによって、この2ヶ月間を振り返りやすくなります。

去年1年間は自分が何をしてどう変わったのか、振り返りきれませんでした。1個1個に対する自分の思いが少なかったから、結果的に自分として変わるところが少なかったと思います。

だから自分の1日1日を大切にする。1つ1つのことに対してきちんと思いを持って生活することを意識しました。

また、自分軸で物事を考えるよりも「社会のために」「会社のために」何ができるのかという問いを自分の中で投げかけました。

自分が成長するためのインターンではなく、その会社の戦略として働くためのインターン、会社の人達がちょっと楽しくなるようなインターンにしたいと意識しました。 

最初は、自分を変えたいと思ってインターンに参加しました。でも、それは結果的に成長したいというだけであって、その過程であるインターンシップ中は「自分」という視点を外していました。

この2ヶ月の挑戦の先にあるもの

――海外インターンシップを経て、熊本さんのこれからについて教えて下さい! 

今、僕はアイセック慶應湘南藤沢委員会で活動しています。海外インターンシップを経て、次年度の委員長を決める選挙に出馬することを決意しました。

海外インターンシップ中は基本的に仕事を与えられていた立場でした。
そのため、上司やクライアントの期待に応えることが目的で活動していました。

そこで、次はもう1個視点をあげ、自分が仕事を作る立場や、50人の将来の責任を背負って1年間活動したいと思いました。 

でも、出馬を決意する前はアイセック以外で今回のインターンシップの仕事内容を次のキャリアに生かすことも考えました。

例えば研究会に入って自分が学んだことをもっと勉強して、春もまたどこかにインターンに行く、ということも考えていました。 

それでも、アイセックは僕にとって今まで自分が所属し、自分も海外インターンに参加し、大学生活のほぼ全てを費やしたところです。
その団体のトップをしっかり担いたいと思いました。 

将来的な方向も少し見えてきました。
「コンサルタント」という仕事は何となく憧れでしたが、今回のインターンシップを通して実態を知ったことで視野が広がりました。
自分は人と接することで幸せを感じるなと思ったからです。だから、もっと人と接するキャリアを歩んで行きたいなと思いました。

 

2017年現在、熊本さんはSFCを休学し、NPO法人アイセック・ジャパンにて専務理事 兼 事務局長を務めている。1,600人が所属する組織の代表として、若者から社会を変える動きを生み出していくために日々邁進中です。

 

NPO法人アイセック・ジャパン(AIESEC in Japan)

 

YouthSpeak Media編集部

YouthSpeak Media編集部

YouthSpeak Media編集部。NPO法人アイセック・ジャパンのメンバーが中心となって運営しています。

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