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一般社団法人STUDY FOR TWO 学生代表鉾立さんと語る「教育の可能性」

「教育」というテーマに関して興味・関心がある。「海外」に飛び出して活動を行うことに興味がある。

社会で活躍している様々な人の考えや想いに触れてみたい。そんなみなさんへ。Education Innovator の輩出を目指して、認定NPO法人Teach for Japan 様をはじめとする様々な企業・団体と協働しながら運営するEducation Innovator Programがお送りする教育対談企画。

第一弾は、現在STUDY FOR TWO で学生代表を務めていらっしゃる鉾立春響(ほこたてはるき)さんとの対談です! 団体の活動だけではなく、「教育」に抱く想いや、一歩踏み出そうとするみなさんへの熱いアドバイス等もお話し頂きました!

「教育は、人生をつくっていくための一番基礎的な材料である」と語る、鉾立さんの日々の活動や教育への想いを、ぜひ感じてください!

STUDY FOR TWOさんのホームページはコチラ!http://studyfortwo.org/



《はじめまして!》

【飛矢】飛矢と申します。今日はよろしくお願いします!まずはお互い自己紹介が出来ればと思っています。


【飛矢】

 現在、私は一橋大学の4年で、出身は兵庫県の淡路島です。大阪の横にある、あの島ですね。趣味は本を読んだり書いたりすることで、今は専ら浅田次郎さんの本にハマっています。あとはギリシャ神話を読むのが好きです(笑)

教育に深く関心を持ち始めたきっかけは、大学1年の夏にアイセックの海外インターンシップに参加した時からでした。

今は、NPO法人アイセック・ジャパンに所属しています。アイセック(AIESEC)は、海外インターンシップ(海外で働く機会)の運営を主幹事業とする世界最大の学生団体です。私は、その中で、Education Innovator Program(以下EIP)の実行委員を務めています。EIPは社会に存在する様々な課題を「教育」の観点から解決していくEducation Innovator の輩出を目指しています。参加者が持つ「自分らしい」教育観や価値観を探究し、それを元に世界中の課題を解決していくEducation Innovator となる、そのサポートをするために、海外インターンシッププログラムの前後に合宿を実施したり、渡航時の学びのサポートをする活動を行っています。


【鉾立】初めまして。一般社団法人 STUDY FOR TWO(以下、SFT)学生代表の鉾立と申します。趣味は本を読むことで、今は色々なビジネス書を読んでいます。あと、アイドルも結構好きで、中でもでんぱ組.incにハマっています!現在、私は九州大学医学部4改正です。北海道の旭川で育ちました。


一般社団法人STUDY FOR TWOは、「勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界に」するために、大学生から使い終えた教科書を回収し、その教科書を安価に再販売しています。

そして、そこで得た収益を途上国の子どもたちへの教育支援事業に活用する活動を行っています。

さらに、支援を行っている国へのスタディーツアーも行っていて、実際に支援を受けている子どもたちへの訪問も行います。

最初の1年間は大学の支部で活動を行い、3年目からは営業チームのリーダーをしていました。大学1年の春休みに団体のスタディーツアーでラオスに訪問した時から団体の虜になってしまって、その後SFTの学生代表を務めることになりました。SFTには4年近く関わっています。よろしくお願いします。


【飛矢】なるほど、実は同い年だったんですね。地方出身で、海外での経験が今の活動に活かされているところも似ているところがあって親近感があります!その辺りに関しても、ぜひお話をお聞かせください。


《教育に興味をもったきっかけは?》

【飛矢】医学部生でありながら、教育に関して興味を持ち、団体の学生代表を務めようと思ったきっかけは何だったのですか?


【鉾立】はい。教育や国際協力に関して興味を持ったきっかけは高校生の時でした。

幼い頃から、国際協力についてのテレビ番組を観ることがよくありました。高校生のある日に授業の中で、「ハゲワシと少女」の写真に出会いました。そして、その写真に興味を持って調べていたら、それを撮ったカメラマンのケビン・カーター氏が、栄誉あるピューリッツァー賞を受賞したその翌年に自殺してしまったという事実を発見し、それに深い衝撃を受けたんです。

私は、その写真から深い「感情」を受け取った者の責任として、何か自分に出来ることはないかと考えていました。そんなことを考えているうちに、自然と国際協力に興味を抱くようになりました。

その後、大学に入学し、自分の興味に基づいて活動が出来る団体はないかと考えていた時に見つけたのが、SFTでした。

SFTへの入会を決めた理由は、活動の理念に共感をしたこと。そして、「大学にいながらにして」国際協力に関する活動を行うことができるという点で、面白い団体だなあと思ったからです。

その後、学生代表を務めるに至った経緯はたくさんありますがその一つに大学1年の3月のラオスへの渡航がありました。

全国で活動を共にしている同志や、ラオスで出会った子どもたちに刺激を受けて、もっとこの団体に深く関わりたいと思いました。そんなことを思いながら活動に打ち込んでいると、様々な後押しもあって、学生代表になる決意が出来ました。


【鉾立】一方で、飛矢さんが教育に興味を持って、EIPの活動に参加しようと考えたきっかけはどんなものでしたか?


【飛矢】教育に深く関心を持ったのは、大学1年の時のカンボジアでの海外インターンシップがきっかけでした。



当時は、海外インターンシップ先で英語の先生として活動をしていました。ある日、私の担当するクラスにいた子が突然学校を辞めてしまったんです。看護師になりたいという夢を打ち明けてくれた直後のことだったので、その夢があっさりと途切れてしまったこと、そして、小学生の段階から自分の夢を諦めなければいけない現状が世の中にあることに、とても深い違和感を覚えました。

その経験もあり、現在は「途上国×教育」というテーマ、中でも、教育からのドロップアウトをどのように抑制することが出来るのか、という事に大きな関心を抱いています。現在は、その解決方法を「スポーツ」に見出しており、スポーツを通じた開発という分野についても学んでいる最中です!

海外インターンシップでの経験は自分の大学生活を大きく変えてくれました。こんな経験が、全世界にどんどん広がっていけば面白いかもしれないと思って、EIPの実行員を務めることを決めました!


《今は、どんな教育に関心を抱いていますか?》

【飛矢】個人的な興味なのですが、鉾立さんは現在、教育の分野の中で、特に関心を持っているのはどのようなテーマですか?


【鉾立】やっぱり一番関心があるのは、途上国における教育支援の在り方です。

私は、人々に選択肢が平等にある社会を創っていくことが大切であると考えています。

私は医学部で、医学に関することが自分の専門なのです。先ほどの考えは、「命」が平等であるべきだという考えと同じだと感じています。そのため、例えば「乳幼児の死亡率を下げる」というテーマにも関心を持っています。このように考えるのは、生まれた環境によって、生きられる可能性に違いが存在するのはおかしいと感じるからです。

このテーマを考える際に重要なことは、医学的な分野だけでの支援は成り立たない、経済的な部分や教育的な側面がしっかりと充実していないといけないという点です。これが、自分が途上国の「教育」に関心を持つ理由です。

「教育は、人生をつくっていくための一番基礎的な材料である」

そのように私は考えています。


【飛矢】感動しました…! 実は、私が「教育からのドロップアウト」について学んだり活動をしたりしているのも、鉾立さんと似たような考えを持っているからなんです。

「こんな自分になりたい、自分はこのように生きていきたい」そんな夢を人々が描いた時、それを実現できる機会が平等にある社会を目指していくことが大切であると私は考えていて。

教育はそれらを実現するための根底をなすと信じています。だからこそ、先ほど行ったカンボジアでの経験に深い衝撃を受けたのかもしれません。


《海外で挑戦するということ》

【飛矢】少し話を変えていきたいと思いますが、鉾立さんは教育に興味のある人が、日本だけでなく「海外」にも足を運んで様々な挑戦をしていくことには、どのような価値や面白さがあると考えていますか?


【鉾立】ひとつは、「教育という切り口で自分たちを客観視するきっかけになる」ことだと考えています。

日本の教育システムの中だけを考えていると、周りに同じ教育制度の中で生きてきた人が多い(留学生を除く)と、そもそも省みる機会もなければ、比較する機会もなく、我々自身の教育を客観的に見る機会は少ないように思います。

しかし、「海外」での国際協力への挑戦といったフィールドで、現地の子どもたちの現状に合った教育のカタチを考えていくと、自然と私たち自身の教育を考えるきっかけが生まれていくんです。

自分たちの受けてきた教育ってこうだったんだなと、比較しながら考えていくことができます。

そのような考えの中で、教育のカタチに当たり前はないということに気づくことができる点が面白いと感じます。


【飛矢】なるほど!その中で、新たな課題に気づくことができれば、それが活動の源泉になることも大いにありそうですね!

それに加えて、海外という「自分の普段とは異なる場所」で、様々な挑戦をすること自体が、とても価値あると考えています。そこで行った挑戦や選択は、すべて自身の行動力の源になっていきます。

私は6週間も海外インターンシップをしたため、日本での活動も、いい意味でストップがかからなくなりました(笑)帰国後、スポーツを通した教育について知りたくて、大阪大学に直接電話し、その足で夜行バスに乗って教授の方に会いに行ったこともありました。そして、そのくらいの行動であれば全く厭わないようになりました(笑)


【鉾立】確かにそうですね!私も、飛矢さんのその感覚と同じものがあって、学生代表を務める決断ができたのかもしれません(笑)


【飛矢】それでは最後に、教育を志す学生のみなさんに一言お願いします!


【鉾立】活動を行う中で日々感じるのは、教育のチカラはものすごく大きいものだということです。

有名なマララ・ユスフザイさんはあるスピーチの中で「一人の人が教育を受けられるか否かで、世界は変わっていく(原文:One child, one teacher, one pen and one book can change the world.)」と述べていました。

教育を受けて、自分の可能性に気づくことが出来た人は、社会や自分自身を変えるチカラを得ることが出来ます。そして、教育を受けたというその経験が、その人を何倍にも大きくしてくれると信じています。

だから私は、「勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界」を本気で目指していますし、STUDY FOR TWOがその理念を掲げていることに共感しています。

教育というテーマを志す学生には、そんな大きなチカラを持った「教育」に携わっているということに、もっともっと自信をもって欲しいと思っています。


【飛矢】またまた感動いたしました…! 私も教育のチカラを信じて、ワクワクしながら、これからも日々活動に励んでいきたいと思います!

記事を読んでくださったみなさんにも、教育というテーマを志すことへのワクワクが伝われっていればいいなと思います!

本日は、貴重な機会を本当にありがとうございました!

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いかがでしたか?

「教育」が持つチカラの大きさや、教育というテーマを志すことへのワクワクを感じた方、あるいは、「海外」というフィールドで、自分に挑戦したみたい!と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

我々の活動に少しでも興味を持たれた方は、ぜひこちらからご連絡ください!


勇気ある一歩が、あなたを変えていくかもしれません。

我々と一緒に、Education Innovator を目指してみませんか?


申し込みはコチラ!

http://www.aiesec.jp/eip/


<Education Innovator Programme 教育対談企画について>

 Education Innovator Programme 教育対談企画は、このプログラムを応援してくださる企業、団体、あるいは個人と、EIP実行委員が対談を行い、「教育」や「国際協力」「海外での挑戦」などに関して様々なテーマで話し合っていく企画です。


<Education Innovator Programme について>

 Education Innovator Programme (EIP)は、社会に存在する様々な課題を「教育」の観点から解決していくEducation Innovator の輩出を目指して、認定NPO法人Teach for Japan 様をはじめとする様々な企業・団体と協働しながら運営しています。

 参加者が自らの持つ「自分らしい」教育観や価値観を探究し、それを元に世界中の課題を解決していくEducation Innovator となっていくサポートをするために、約半年間にわたり企画を提供し、サポートをおこなっています。


YouthSpeak Media編集部

YouthSpeak Media編集部

YouthSpeak Media編集部。NPO法人アイセック・ジャパンのメンバーが中心となって運営しています。

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